種々の雑記

    

創作

    
#当該世界
ブルスカのポスト整理をしたので、語りを適宜修正・追加しながらちまちまこっちに移植する。
マコトの本業と周囲について
マコトの本業は死刑執行人。でも魔術の国は割と平和な国なので、普段はやることがなく、警察的役割として見回りを請け負っている。警察は別組織としてあるので、警察と協力してやっている。

マコトは若い(書面上18歳)ので、警察含め色々と面倒を見ているおじさん達からは、やっぱさ.....転職しない......? 警察とかさ……と心配されている。
特にマコトの師匠がいた時代の人に顕著。師匠の意志をちゃんと汲んでいるため。師匠は、本当はマコトにこんな疲弊する仕事を継がせずに済むならそれが一番だったから……。
おじさん達からしてみればマコトは息子や、場合によっては孫と変わらない年齢で、しかもマコトは偉く真面目なので、凄く大事にしたいがゆえに、本業のカルマに思う所があり過ぎる。
実年齢15歳である事情を知っている執行人や警察の偉い人は罪悪感で胃が錐揉み回転している。孫と同じぐらいの年齢の子供があんな凄惨な目にあって、こんな業を背負っていて良い訳がない。
魔術の国の大人は大抵凄くちゃんとしている。

当のマコト自身は自分の職の業の深さを理由にやめる気はない。
何とか生き延びるまで助けてくれた師匠に対する報恩意識が強いので、周りの心配はふわふわ躱しつつ、最後まで続けるつもり。
結構意志が強い。

マコトの仕事関係者は執行人だと年上しかいない。年が近い人もいない。
執行人の制限が見習が15歳以上から、原則独立が18以上から。但し師匠のリタイアや急死などにより業として継ぐ場合は15歳以上ならば独立可能。但し書きについては、昔、執行人は家業だったので、その名残として引き継がれている。(残存させる理由はなくない? ってちょくちょく他国に突かれるポイントでもある)
警察の年齢制限は18以上で、こっちはたまに18歳と遭遇するけど、マコトの実年齢は15歳なので結局年上しかいない。
年が近い人がいるのが警察。

年収は王様直属の役人なので凄~く余裕があるんですけど、やっぱり人間がやるには業が深すぎる。早期リタイアが多いし、なろうとする人間もいない。
だから家業として指定していたんですが、自由が重視される時代なので家業はなし・形骸化させたらモロに影響が出た職の一つ。

今時ギロチンやボタンで作動する絞首台ではなく、人力でやっているのは、主要国だと魔術の国だけ。国際的な倫理で言うと普通にアウト。
でも条例は大抵強制力はなく(各国に主権があるため)批准しなければOKだから、ふわふわやり過ごしている。

関連SS
真には程遠く
※マコトの過去話、自殺未遂を仄めかす描写あり
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